[#SmartGrid #スマートグリッド] 電力事業者を批判する記事が最近目立つ: スマグリは電力事業者だけのソリューションじゃない事を改めて認識しよう!

どうも最近、電力事業者に対して風当たりに強い記事が目立。  なかなかとして進まないスマートグリッドの実証試験の状況に加えて、セキュリティの懸念、Bakersfieldやテキサス州のでの料金高騰の問題、何かとユーザに目を向けていない姿勢が批判されている様にも感じる。  下記がいくつか最近拾った記事。

 

Utilities Not Ready for Coming Customer Engagement from Smart Grid

IDC Energy Insightという調査会社が発行したレポートによると、スマートグリッドの導入が起こす顧客対応の増加に対して、体制的に準備が出来ていない、と指摘している。  スマートメータの導入にあまりにも時間と労力をかけすぎて、各家庭にいる電力利用者に対するサポートがおろそかにされている、というのが指摘内容。 

ひとつの例として、スマートグリッドを導入した電力会社のうち35%が、ヘルプデスクへの問い合わせの電話が30%増加した、と報告している。 また、ユーザが電力会社のWebサイトを訪問する時間がかなり長くなっている、との事。 

一方では、この図によると、電力会社の内60%しかスマートグリッド向けのWebポータルを構築していない、という事が明らかになっている。 

 

 

Utilities Poised to Blow It When Smart Grid Rolls Out

このサイトでもIDC Energy Insightのレポートを参照した記事。 

電力会社が電気料金を一時間ごとに変えてくる様な状況の中で、エンドユーザは電力会社からもっと情報を聞き出したくなるのは当然の話しであり、電力会社はそういうニーズに対応するためのビジネスモデルとコミュニケーション体制を作る必要がある、と述べている。

When someone sees their bill changing on a near hourly basis and are actively encouraged to get involved in understanding and changing their energy consumption, then they’re simply going to want more interaction with the company who is providing said energy and changing said prices. But utilities lack both the business model and the communication technology to provide this heightened level of service.

 

 

A Reluctance to Ride the Market

New York Timesのスマートグリッドの特集記事。 

ConEdison、ニューヨークの電力会社が市内のビルオーナーに対して、電力消費量の変動に伴った変動価格を提供するサービスを開始した。

厳密には、このサービスは2007年から僅かな数の高層ビルオーナーに提供されていたサービスであるが、今回その範囲を広げ、500KW/ hの電力消費で、8階建て以上のビルのオーナーが対象になる。 

月額の料金は$100で、ビルの電力消費を詳細に記録するスマートメータが設置される。

現時点の電力料金と、一日先の電力料金が提示され、ビルオーナーが安い時間帯に電力消費を集中することにより、電気料金を節約できる、というのが仕組み。

一見効果的に思えるこのサービス、実際は非常に評判が悪く、対象となる1200箇所の内、まだ330しかサービスに登録していない、という事が報告されている。  登録していないビルオーナーのほとんどは、ローカルのESCOEnergy Service Company)との間で定額料金の契約を締結している、という事が明らかになっている。  ビルオーナーとしては、スマートメータに表示される変動価格を毎日調べる労力より、電力料金のネゴシエーションに精通しているESCOに委託した方が効果的だ、と判断しているのが要因。 

ニューヨークは比較的長い期間ビルオーナーに対して電力の変動価格制度を導入していたが、実際に電力の変動をつぶさに調べながら電力消費を調整しているビルは殆どない、というのが現状との報告がある。 

ESCOが価格交渉に強みを持っている点もさることながら、ニューヨークの複雑な電力インフラを詳細に理解している事も今後スマートグリッドのビジネスでの役割を強める要因になる可能性がある、と言える。

 

 

Microsoft Survey Shows That Utilities Aren’t Exactly Embracing the Smart Grid

MS社は200社の電力事業者に対してアンケートを行い、スマートグリッドがどれくらいのスピードで展開しているのか、を調査した結果、想像以上にその進み方が遅い、という事が明らかになった。 

調査によると、8%がスマートグリッドの技術に直接関与していて、37%が何らかの形でスマートグリッドに携わっていて、半分以上が全く関係を持っていない、という事が結果として出ている。 

電力市場に関与していないサイドからの見方としては、「電力事業者の収益を減らす様な技術に対してモチベーションはわくはずがない」、という結論に至るが、実際にはスマートグリッド技術はコストが非常に高い停電や、人間を介したメータの読取作業の削減など、経済的なメリットが多いのは事実である。 

この記事が指摘しているのは、仲介サービスを提供するESCOの存在、自分で積極的に電力消費の節約をしないビルオーナー、スマートグリッドテクノロジーに必ずしも積極的でない電力事業者の多さ、等、社会構造的な問題である、という点である。  こういう問題は得てして長い時間がかかる、という事を懸念している。

Posted via email from Ippei’s @CloudNewsCenter info database

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