[#SmartGrid #スマートグリッド] 代替エネルギー事業に必要になる貴重な金属資源、果してどれだけ存在するのか、米国政府DoEが本格調査を開始

先週米国政府エネルギー省の発表によると、米国政府が進めている代替エネルギー政策に対して、その素材となる様々な資源についての研究、調査を行うために、民間にたいしてRequest for Informationを発行した事が発表された。

このRequest for Informationによって、次のような情報を収集した、今後のエネルギー政策を判断する上での有用な情報とする事を狙いとしている。

◦ エネルギーアプリケーションの需要予測
◦ 素材資源に対する投資状況や研究状況
◦ 素材資源を精製、製造する技術の状況
◦ 素材資源の価格状況と、それがエネルギーアプリケーションに与える影響
◦ 特に希少価値の高い金属資源の代替資源についての調査
◦ リサイクル技術、その許容量等の情報
◦ 知的所有権に関する情報

AltEnergyStocks.comのブログサイトでは、エネルギー省が今頃になって調査を開始する、という事に対して、大きな懸念を表明しており、今までに地球上の資源としてどれだけ存在していたのか、有効な調査を行わないまま国家事業として動き始めた事を指摘している。

下記の表は、本サイトが行った調査をまとめたもので、各種代替エネルギーに必要となる様々な素材資源の毎年の発掘量と、それを人口あたりにどれだけ採掘できるかを算出している。


MINERAL 2005 2006 2007 2008 2009 Per Capita
Crude Oil 4,208,310.0 4,206,900.0 4,201,300.0 4,249,550.0 4,189,210.0 616 kg
Raw Steel 1,130,000.0 1,170,000.0 1,340,000.0 1,330.000.0 1,100,000.0 162 kg
Aluminum 31,900.0 33,100.0 38,000.0 39,000.0 36,900.0 5.4 kg
Copper 15,000.0 15,100.0 15,400.0 15,400.0 15,800.0 2.3 kg
Lead 3,520.0 3,650.0 3,770.0 3,840.0 3,900.0 1.6 kg
Nickel 1,460.0 1,560.0 1,660.0 1,570.0 1,430.0 570 g
Cobalt 58.6 63.4 65.5 75.9 62.0 201 g
Uranium 41.5 39.3 40.7 42.7 6 g
Lanthanum 32.5 32.9 32.9 32.9 32.9 5 g
Silver 20.8 20.4 21.1 21.3 21.4 3 g
Neodymium 18.9 19.1 19.1 19.1 19.1 3 g
Cadmium 20.1 19.9 19.4 19.6 18.8 3 g
Lithium 21.5 24.4 25.8 25.4 18.0 3 g

この表によると、EVに関して非常に懸念すべき状況にあることが指摘されている。

GMが今年販売を開始するVoltは170kgのリチウムイオン電池を搭載しており、同じく今年出荷される日産のリーフは、200kgのものを実装する。

この電池の重量の大方は躯体の鉄と、銅やアルミニウム等の素材で占めていると言えるが、リチウムに関しては、10kg程度の重さが電池毎に使われている、と考えられる。このEVの命とも言われる電池を構成する重要な素材であるリチウムが、世界の人口あたり、年間3gしか生産する事ができない、という問題が、このサイトの主張している基点である。 

FMC CorporationやChemical & Mining Co. of Chili等の企業は投資を通してさらに発掘量を増加できる事を発表しているが、現在の技術力では上記の需要を満足する生産量を達成する事ができるとは考えにくい、というのが指摘されており、その問題の把握をせずにエネルギー政策を進めてきた政府に対する疑問につながっている。  

電池産業は、こういったレアメタルに絡む仮題が非常に多いのが現状である。
NiMHを素材とした電池は、その精製に必要な素材である、Lanthanumの算出量が非常に少ない事が製造コストと量に大きな制限を及ぼしている事がよく知られている。

同様に、風力発電タービンや高出力電気モータに使用する磁石を製造するのに必須な素材であるNeodymium も、その資源が非常に限定されている、という事が知られている。  

上記以上に様々な素材の地球資源の希少性が問題視されており、今後は技術的な判断ではなく、経済的な視点からみて、こういった資源をどのように適用すべきかを判断する必要が出てくる。DoEの開始したこの調査はこの判断を有効に行うための重要な情報源になる、と期待される。

Posted via email from Ippei’s @CloudNewsCenter / @SmartGridCenter info database

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