[#DataCenter #データセンタ] Yahooの次世代データセンターはUPSも冷却装置もいらない! DC内の役割分担を分析することがカギ!


New York州、Lockport市のある3箇所のYahooデータセンター、デザインを鶏子屋を真似て作っている、という事から、Yahoo Computing Coops(YCC)と一般的に呼ばれている。

当初は、フリークーリングの技術を採用し、冷却装置を設置しないデザインが話題を集めていたが、さらに、UPSや補助発電装置も必要の無いデザインを採用する、という事が話題になっている。

これは、Yahooが将来計画として自社のデータセンターのデザインに組み込む、という発表を、Yahooのデータセンターの責任者である、Scott Noteboom氏が7×24 Exchangeというイベントのキーノートスピーチで行ったもの。

基本的に障害発生時に、近隣にある他のデータセンターに不可分散を同的に行い、全体として稼動状態を保障する、という考え方に基づく。  超大型のデータセンターに事業者にのみ採用できる方法論である。ベルギーに建設されているGoogle社のフリークーリングデータセンターも同様のコンセプトに基づく。

冷却装置を設置しないデータセンターは、消費電力の大幅な削減に結びつくため、Google、Microsoft、Yahoo等が積極的に取り組んでいる。基本的に、気候が良く、自然の空気で冷却を効果的に行える環境に対するデータセンターを建設する方法を採用している。

冷却装置やUPS等を取り除いたデータセンターの建設方式はデータセンター自体の稼働率に直接影響する大きな要因であるため、表向きの煌びやかさとは裏腹に、冗長性や二重化等、信頼性を確保するための配慮にかなりの労力を要する技術である。

Netboom氏によると、Yahooのチームはデータセンターのごく一部にUPSを設置し、障害の際に他のデータセンターに付加を移動するタスクを請け負う機能を提供する方式を採用している。

Yahoo以外でもUPS無しデータセンターへの試みが増えている。

University of IllinoisのNational Petascale Computing Facility (NPCF) は、Blue Waters社のスーパーコンピュータを導入し、UPSと補助発電装置の無い環境で運用している。長期的な研究に主として利用されるため、稼働率を100%近くに維持するためのコストを捻出する必要性が無い、という運用上の判断によるものである。

データセンターデザイナーであるMegawatt Consulting社によると、データセンターにとって”Always On”で無ければいけないITコンポーネントと、中断しても問題の無いシステムとの区別をしっかりしておく事が重要である、と説明している。

データセンターの運用状況を精査すると、必ずUPSが必須なコンポーネントと、電力障害時に一緒に停止してもビジネスに影響する与えないコンポーネント、の分類が可能になる、というのが同社のコメント。

データセンターはある意味では生き物と同じで、常に稼動していなければいけない臓器と、必要な時だけ動けばいい臓器、等、それぞれ役割を持った形で全体としてエネルギーの消費効率を最適化する方法を見出す事が重要である、という事を認識する興味深い記事である。

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