[#DataCenter #データセンタ] i/o Anywhereのモジュール型データセンタの戦略詳細

I/o Data Centers社は、モジュラーデータセンタのデザインを採用したi/o Anywhereという新製品を発表すると同時に、エンタプライズ企業でのデータセンタの構築方法が今後モジュラー方式に大きく変わっていく、と宣言している。

CEOのGeorge Slessman氏によると、現在のデータセンタ需要はどんどん高まっている中、既存の手法でデータセンタを建築していくと、スケーラビリティに限界がでてくる、と述べている。
“Our feeling is that the underlying demand for data center properties is outstripping supply over the long term, but the way the industry is building data centers will not scale,” said Slessman.

i/o Anywhereはこういったスケーラビリティの問題を解決するためのi/o DataCenters社のソリューションであり、120日間でデータセンタが構築できる事によりエンタプライズのIT要求に対して迅速に対応できるようになる、と説明している。 また、データセンタの建築場所も、顧客の要望に沿ったソリューションを提供できる、という特徴もある。

同社の狙っているのは、従来のコンテナ型データセンタが提供している、クラウドコンピューティング専用のソリューションや、緊急時のバックアップデータセンタ、という特定の用途ではなく、もっと汎用的なものである、と主張している。デザインもIT機器を内蔵するだけの構造だけではなく、冷却装置やUPS等の装置に加え、オプションとしてソーラー等の発電装置やエネルギー貯蔵装置なども内蔵したデザインを打ち出し、単体として成立するデータセンタ施設をモジュラー化する構造を採用している。 同社の本業がデータセンタ運用事業であり、そのノウハウが活かされている、と述べている。

同じデータセンタ事業者の中でもi/o DataCenters社は、ユニークなアプローチをする事で知られている。 2009年度にArizona州、Phoenix市に世界最大のコロケーション施設を建築し、運用を開始したことでも知られている。このi/o Phoenixと呼ばれる、538,000平方フィートに及ぶ広さのデータセンタにも、i/o Anywhereの技術を採用する、と発表している。

下記がi/o Anywhereのスペックの紹介:

●  各モジュールは42フィートの長さ。これはISO規格のコンテナの40フィートより若干大きい寸法であるが、容易にトラックや鉄道、飛行機での運搬が可能。
●  各モジュールは、300キロワットの電力をサポートし、3フィート床を上げ、その床下に水冷装置を内蔵する設計を採用。そこで冷却した空気は幅4フィートのコールドアイルを伝ってIT機器を通り抜け、コンテナ後部の3フィート幅のほっとアイルを経由して排出される。

●  電源装置はUPSとバッテリーの組み合わせ。各モジュールは1.6メガワットをサポート。

●  i/o DataCenter社は、外付けの装置として発電装置や冷却装置を設置することもできる。20モジュールを組み合わせた標準構成で、2つの2.25メガワットの発電装置と、3つの500トンの冷却装置を組み合わせる。
●  追加のモジュールとして、熱貯蔵装置がある。これは、電力の安い夜間に氷を生成し、昼間の水冷装置に使用する、というしかけである。
●   再生エネルギーのニーズがに対して、500キロワットのソーラー発電装置モジュールが
オプションとして提供される。
●  各モジュールは、標準的なデータセンタで採用されるセキュリティを装備している。(生体認証、監視装置、等)
●   i/o OSと呼ばれる、各モジュールを総合的に監視、障害時の対処を遠隔から操作する事ができる管理システムを開発し、適用している。

i/o DataCenter社のこのユニークな戦略は、いくつかの日に興味深い戦略や市場動向に対する動きと取る事ができる。

1)モジュラーデータセンタには珍しい、床揚げ方式を採用しているのは、従来型のデータセンタと同じ様なデザインを採用する事によって、  ユーザに対して安心感を与える事を狙っている、と説明している。 モジュラーデータセンタはまだ非常に斬新な発想からきているので、顧客に対してアピールする為にも従来型のデザインとはあまりかけ離れたものにしない事が有利であろう、という考え方である。 (図を参照)

2) クラウドコンピューティングの登場と、その成長が大きくモジュラーデータセンタの需要を高める、と考えている。 エンタプライズ企業にとって、自社の大規模なデータセンタを改造してまでクラウドを導入するよりかは、モジュラーなデータセンタを導入して、それをクラウド化する方がリスクが小さい、と判断する事ができる。

3) データセンタをアウトソースするエンタプライズは全体の15%にしか及ばない、という統計がある中、i/o DataCenter社が狙っているのは、アウトソースに躊躇している85%、と主張している。これらのエンタプライズ企業は、大規模なアウトソースでは無く、小規模な、そして段階的なアウトソース戦略を取る事に興味をもつ、と予測しており、モジュラーなデータセンタソリューションが適用できる、と考えている。

下記がi/o Anywhereを解説したビデオ:

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