[#SmartGrid #スマートグリッド] IDC Energy Insights誌による「最もスマートな電力会社」トップ10の発表

IDC Energy Insights と Intelligent Utility と呼ばれる情報誌が主催した電力事業者のランキングによると、先進的な技術を採用するグループと、全く変化に対して動きを持たないグループに大きく分かれることが指摘されている。

また、同時に、トップ10が発表され、そのリストが公開された。リストはUtilitIQと呼ばれ、エネルギー事業のインテリジェンス化を推進している次の5つの項目をもって評価を行っている。
●  Operational Efficiency:  運用効率
●  Commitment to Integrating Renewables:  再生エネルギー導入への取り組み
●  Smart Energy Initiatives:スマートエネルギーへの取り組み
●  Demand Response/Energy Efficiency Programs: デマンドレスポンス・エネルギー効率化プログラムの導入
●  Information Technology Investments in Support of Business Process Improvement: ビジネスプロセス向上の為のIT投資

レポートは、合計25社の電力会社をリストアップしており、Sempra Energy社の子会社である、San Diego Gas & Electric社が2年連続でトップを飾っている。

下記がトップ10の企業:
  1. Sempra Energy’s San Diego Gas & Electric, San Diego, CA
  2. Austin Energy, Austin, TX
  3. PG&E Corporation, San Francisco, CA
  4. FPL Group, Inc. (現在 NextEra), Juno Beach, FL
  5. NV Energy, Inc., Las Vegas, NV
  6. Salt River Project, Phoenix, AZ
  7. Pepco Holdings, Inc., Washington, DC
  8. Edison International, Rosemead, CA
  9. American Electric Power Company, Inc., Columbus, OH
  10. IDACORP Inc., Boise, ID

Sempra Energy社とAustin Electric社は去年もトップを占めている中、NV Energy社やSalt River Project社、Pepco Holdings社等が新規でランクインしている。

電力事業者にとって、こういった新技術を採用した新しいビジネスを導入する動機付けになったのはARRA(American Recovery and Reinvestment Act)から流れ込んだ多額のスマートグリッドを始めとした関連の助成金であることは間違いない、とIDC Energy Insights社のJill Feblowitz氏が語っている。  ただし、助成金を受けなくても、スマートグリッド導入に対する投資をしている電力会社も多く、顧客に対する価値創造を目指すところが増えている、との事。

上記のリストアップしておりでトップを飾っているのは、いづれもスマートグリッドの実証試験を導入しているところであり、電力事業の新たな時代が起き始めている、と評価することができる。いづれの電力会社も、自社がサービスを提供するテリトリーは州政府によって保護されている為、本質的に新規市場開拓を行う必要の無い事業モデルである。その事が、ある意味ではこういったユーティリティ事業者業界の技術革新を妨げていた要因にもなっていた、と評価する事ができる。  

民間でスマートグリッドの価値が次第に認識されるようになり、コンシューマの要求としてスマートグリッドの導入がニーズとして明らかになった際に、ユーティリティ事業者としてはその導入を本格的に検討する動議付けになるもの、と考える。 それまでは、上記の一部「革新的な」企業を除いては、あまり積極的にスマートグリッドを進める必要性を感じていないのが現在の市場の状況なのでは、と感じるところである。

コンシューマとして最もスマートグリッドが必要になってくるケースは、家庭内に大量の電力を消費するコンポーネントが入り込んだ時に起きる。今日において、最も電力消費が激しいのはエアコン、プールのモータ、等の項目であるが、今後これに加えてEVが導入されると電力料金の安い時間帯に充電をしたい、というニーズがかなり具体的に、そして急速に上がってくるものと想定される。 コンシューマからのニーズが山積した時点でスマートグリッドの導入に着手するのでは遅すぎるので、上記のランクイン企業のように、そのタイミングを予測してインフラ整備に事前に投資する姿勢をとるというのは非常に重要なビジネス判断を要求される。

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s


%d bloggers like this: