[#SmartGrid #スマートグリッド] エネルギー管理ソフトウェアベンダーの成功事例: コンシューマの心を掴む事とユーティリティにそれを繋げること

エネルギー管理ソフトウェアベンダーはスマートグリッドの市場における新しいビジネスチャンスとして、多くのソフトウェアベンダーが参入し始めている。 多くのベンダーは、家庭内のエネルギー消費状況を様々なデバイスを用いて収集し、それを集計したものをわかりやすく専用の端末、もしくはPCの画面上に表示する機能を開発している。 

OPower社は、その中で、家庭の中に何もインストールする事なく、年間 $3000万ドルの売上を既に達成しているスタートアップとして、記事が多く登場している。  New Enterprise AssociatesとMHS Capitalから出資を受けている同社は、エネルギー管理ソフトウェアを少しユニークなアプローチで取り組んでいる、と評価されている。

まず、OPower社が着目しているのは、各家庭内のユーザの行動パターンである。月に一回、電力料金の請求書が届く際に、OPower社が合わせて家庭内のエネルギー省費に関する分析結果と節電のためのアドバイスを提供し、一家庭あたり、3.5%の節電を実現する事に成功している、と述べている。 ポイントは、近所の同環境にいる家庭と比較して、どれだけ電力を無駄に消費しているか、という事を強調し、どの様な改善をすればその差を縮められるか、というアドバイスも提供する。

“One fundamental observation about OPower,” said Ogi Kavazovic, the firm’s Senior Director of Marketing and Strategy, is that the firm is “an energy-efficiency company as opposed to a smart grid company.”  He added, “The smart grid is wonderful, but it’s important to remember that the ultimate goal is energy efficiency. Once the smart grid update is done, that will become the new normal, but energy efficiency will continue to be the goal.”

OPower社のSenior Director of Marketing and StrategyであるOgi Kavazovic氏によると、「スマートグリッドというものは、ゴールではなく、”エネルギー効率の向上”、という本当のゴールを達成させるためのステップでしかない、という事を認識する必要である。OPower社は、エネルギー効率の向上を提供するベンダーであり、スマートグリッドベンダーでは無い」と言明している。

OPower社のビジネスモデルは、ユーティリティ事業社経由でコンシューマにサービスを提供する。現在、37社のユーティリティ企業と契約を結んでおり、月に2社のスピードで伸びている、との事。

同社のCEO、Dan Yates氏によると、
“Energy efficiency is super boring.  No one cares about it,” and continued: “You have to push the info, no one is going to pull it. You have to deliver outcomes, not just deliver raw data.” 
「エネルギー効率の向上なんていうもの、本来地味でつまらないもの。それをコンシューマが率先して改善する等と期待するのは間違い。エネルギー効率の向上をもたらす情報は、ベンダーがコンシューマに積極的にプッシュする必要がある。 コンシューマからの要求を待っていたのでは、絶対に何も進まない。」 これは、既存のディスプレイ型のエネルギー管理製品やWebポータルサービスサイトの根本的な問題点である、と指摘している。  

デバイスを家庭内に設置しなくても節電効果を引き出す事ができる、というのは評価をすべき事ではある、と言える。年内に、OPower社は、家庭内のエネルギー節約を一定レベル保障する、というサービスも開始する、と発表している。

下記が、OPower社が各家庭に届けるエネルギー省費レポートの内容例。 

Examples of Opower’s analysis and energy efficiency improvements:

Opower-efficiency

OPower-energy-efficiency

 

Opwer-screenshot

節電、というもの、OPowerが主張している様に、コンシューマが率先して行うものだとすれば、とっくにその効果は出てるはずである。  しかし、現実には、コンシューマとしては中々そこまで気を使う時間と余裕が無いのが現実なのでは、と思われる。日頃から省電力のテクニックや現在の状況を伝えてもらい、対策も方法もわかりやすく説明してもらえるようなサービスが登場すれば、その効果は大きなものが出る可能性がある、と言える。

当たり前のような事をやっている会社の様に見える一方、その当たり前の事がされていない市場に対する新しい動きを促す会社として注目して行きたい。 何せ、当たり前の事をやって、$3000万ドルの売上をあげるのはたいしたものである。

http://www.greentechmedia.com/articles/read/OPower-Making-Millions-in-Home-Energy-Efficiency/

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